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藤間勘史卯 日本舞踊稽古場

藤間勘史卯 日本舞踊稽古場

△ 八幡町の稽古場にて

昨日お伝えした子ども歌舞伎舞踊体験教室をご指導される 藤間勘史卯氏にお話を伺いました。


藤間 勘史卯 【ふじま かんしゅう】
(本名 高松 弘子)
4歳から日本舞踊を学ぶ。
独身時代から指導にも携わり
現在の岸和田市八幡町に 稽古場を構えてからは
40年近くになる。


現在 歌舞伎役者として活躍する
「上村 吉太朗」「尾上 みどり」らは
日本舞踊を 藤間勘史卯から学んでいる。


上村 吉太朗さんは岸和田の小学生。
幼稚園の頃から 歌舞伎を鑑賞し 夢中になった少年は
絶対不可欠となる日舞を 藤間勘史卯に師事することになる。
現在 上方歌舞伎28年ぶりの部屋子の誕生として注目を集めている。
片岡我當(かたおか がとう)丈の部屋子となり
京都南座での出演が目白押しとなっている。
「普段は 大変なだんじり好きの 普通の男の子。でも
小さい時から 挨拶のきちんとした子だった」と師は言う。
3月の花形歌舞伎にも 京都南座にて
「加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」
鳥居又助の弟を演じることになっている。
この役どころは
幼な子にして盲目で琴を弾く...というもの。
舞踊を稽古し始めたばかりの少年は今
次のそのまた次の演目のため
琴の演奏や 長い長い台詞を

「やってみたい」と限りなく稽古する日々を送っている。
できる限り 黒衣を着て 舞台の袖で勉強させていただく 小さくて大きな努力家である。
「望むなら受け止める あきらめない」が
藤間 勘史卯の信条である。

尾上 みどりさんは 岸和田出身
上京し 国立劇場内 歌舞伎俳優養成所で勉強し
現在 尾上松緑(おのえ しょうろく)丈のもとで 研鑽を積んでいる。

中学生になってから志した歌舞伎の道を貫くため
藤間 勘史卯の徹底した指導のもと研磨を重ねてきた。

岸和田へ戻れば ごあいさつにと訪れ 「師」の指導を仰ぐ。
厳しい中にも 稽古が終われば ほっとする そんな八幡町稽古場なのだろう。




20100224kansyu02.jpg



藤間 勘史卯は
岸和田市岸城町の杉江能楽堂にて 平成7年に 「素踊りの夕べ」を催している。
非公開のこの能楽堂は 大阪府下で現存する民間の能楽堂では最古であるらしい。
この特別な場所で 衣装をつけない 特別な化粧をしない素踊りを観る。
磨き抜かれた芸術と舞台の共演であったに違いない。


参考: 岸和田風物百選 13 杉江能楽堂(岸和田祭都より)


現在 岸和田市の 人権擁護委員に任命されている。
岸和田市全体で 人権擁護委員は現在13名。
岸和田市内の 依頼がある小学校へと赴く。
先日も 高松氏は 新条小学校5年生のクラスを担当された。

高松氏は和装で小学校を訪れ
「和」という言葉から語り始める。
「和」というひと文字に「仲良くする」という意味があるからである。
お話も難しくなり 一息入れようと気分転換の時には
"江戸時代のじゃんけん"を取り入れるという。
いきいきと耳を傾ける小学生は
ここで 「じゃんけんはひとりでできない」ことに気付く。


人権擁護委員に任命された頃
自分に何ができるだろうと考え込んだそうだ。
川元祥一(かわもとよしかず)氏の論文
「伝統芸能に見る変革の目」を読み
日本舞踊の原点や意味に開眼し
「これまでは 華やかさばかりが前にでて 伝えるメッセージが足りなかった...」と悟られた。

権力に対する風刺。
身分の上下を超えた愛。
男女の愛情を超えた平等。
を表現するため
平成11年からは「日舞を通して考える人権と文化再発見!」を柱に マドカホールで公演。
伊丹市/伊丹市教育委員会からの依頼もあり 日本舞踊を通して伊丹市でも実現。
こちらでは 公演と講演中は 一時保育も設けられたそうだ。


さて 分かりやすく解説していただいた。
平成17年に公演された浪切ホールにおける
「藤弘会」の演目からの引用で
長唄「鶯宿梅(おうしゅくばい)」をとりあげていただいた。
そのストーリーと 舞踊を鑑賞した小学生の感想文を読む。

【story おおまかなあらすじ】
冬を越し初めて花を咲かせた梅の木が、見たことがない鶯が現れるのを待つ。
そこへ カラスが現れ鶯だと言ってだまし、大いに歓待されていたが
そこへ本物の鶯が現れ、化けの皮を剥がされる...。

小学生の感想文は非常に簡潔なものだったが
「衣装がとても美しい」...「一番印象に残っているのは「鶯宿梅」だ」
...
「梅・鴬・からすの気持ちがよくわかったからだ」...
「梅はきれいだけど きれいな声で鳴く鴬しか入れてあげないから 少しいじわるだ」...
「からすは 泊めてもらうために鴬に化けうそをついたのは悪いけど 少しかわいそうだった」...
「鴬は 自分が一番美しいと思い からすの気持ちがわかっていない」...
「人間も 梅や鴬やからすの気持ちになる時があると思った」...
「観にいけてよかった」...

この淡々とした言葉の中に
小学生が 踊りから理解できた ストーリーがはっきりと見える。
軸のしっかりとした物語で
老若男女に実感できる
舞踊という伝統芸術から伝えられる メッセージが流れた。

「鶯宿梅」の舞踊を通して
藤間勘史卯氏が伝えたいメッセージは ここでは表しきれていない。
これからもっとお話を伺い みなさんにお伝えできればと考えている。
同時にまた 実際 この舞踊を鑑賞する機会に恵まれ
直接みなさんがメッセージを感じ取られる日がくることを希望してやまない。


「いろんな場面で精通する 楽しい踊りも いいだろう。
しかし 私と こういった"古典"を一緒に学びたいという方をお待ちしております。」
と 藤間氏は言う。



さいごに 先生のもうひとつ素敵なところは...
ドライブがお好きで
「熊野古道などは ご案内できる大好きなスポットのひとつです」
とおっしゃられる。
ついていきたい!と思ってしまうくらいだ。

_________________________________

藤間 勘史卯  日本舞踊稽古場
〒596-0023
岸和田市八幡町15-7
tel/fax: 072-436-3514

藤弘会では「日本舞踊って?」にお答えいただいています。







【岸和田市/本日の小学校給食こんだて 2月23日(火)
中華どんぶり/はたはたの唐揚げ/牛乳
【岸和田市/明日の小学校給食こんだて 2月24日(水)】
コッペパン(+ブルーベリージャム)/グラタン風/ボイルサラダ/牛乳
【忠岡町/本日の小学校給食こんだて 2月23日(火)
ご飯/五目豆/にゅうめん汁/牛乳
【忠岡町/明日の小学校給食こんだて 2月24日(水)】
ミニパン/ミートスパゲティ/ごぼうサラダ/牛乳
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プロフィール

岸ぶらがー:ママ

岸和田在住の明るいママ 35歳です。 家族は パパ・娘“にこ”・息子“さん”・犬の “てん”。 “てん”はワイヤーフォックステリアなんです。 ケーブルテレビ&光インターネット&ケーブルプラス電話に加入してケーブルライフをエンジョイしています。 そんなちょっと楽しくて、ちょっと幸せな家族がテレビ岸和田のメッセンジャーとして日々の徒然を綴ります。 ブログを通してみなさんと楽しんでゆきたいです。

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