写真解説 大阪泉州桐箪笥、桐の原木乾燥
かつて多くの桐箪笥工場があった岸和田では、このような桐の原木(げんぼく)乾燥の風景が日常的な景観だったのかもしれません。木目・木質に応じて製材された良質の桐原木は、屋外で風雨にさらされ、写真のように銀白色になるまで2~3年余りの月日をかけて自然乾燥を行います。

岸和田市荒木町にある田中家具製作所では、社屋の正面で今もこの風景を伝えています。田中家具製作所は経済産業大臣が指定する、国の伝統工芸品「大阪泉州桐箪笥」、桐箪笥のメーカーです。国内産の各県(秋田・山形・福島・新潟)選りすぐりの桐材を樹齢・環境を見極め、原木のまま買い付け、このように会社のなかで"銀白色"を並べています。
これら桐の原木は金属の釘を使わずに組み上げられ、板どうしに細かく切り込みを入れ、それを咬み合わせて組む「包み蟻組接(つつみありくみつぎ)」などの伝統的な技法(ほとんどが手作業!)で、1棹づつ組み立てられます。こうして完成した総桐箪笥は丈夫で、何十年使っても歪まないということ。

田中家具製作所では、これら総桐箪笥について関心のある方を対象に工場を見学させてくれます。機会ありましたら、工場やショールームを覗きに行ったいただきたいですし、また荒木町にあるこの"銀白色"だけでも、ぜひご覧なっていただきたいと思います。なかなか・・・いい風景です。
大阪泉州桐箪笥製造協同組合(大阪泉州桐箪笥)
大阪府岸和田市吉井町1-19-8
TEL:072-443ー5691/FAX:072-443-5692
(株)田中家具製作所
〒596-0004大阪府岸和田市荒木町2-18-5
TEL:072-443-8835 FAX:072-443-8837
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