
毎年8月14日、岸和田市塔原(とのはら)町の弥勒寺境内では
和泉葛城山頂に鎮座する社、八大竜王に祈願をこめて
葛城踊りが行われます。
葛城修験の霊場として、そして雨乞いの神として
信仰を集めた八大竜王。
頻繁に水不足に悩んだ岸和田では旱魃に見舞われるたび、
歴代岸和田藩主は八大竜王に祈願したと伝えられます。
葛城山麓にある
塔原・相川・蕎原・木積・河合の五つの村でも、
雨乞いや降雨に感謝する雨礼として、
八大竜王に葛城踊りを奉納してきましたが、
明治時代以後に途絶してしまいました。
しかし昭和30年、和泉葛城山の自然に育まれる思いを胸に、
塔原町の方々によって葛城踊りは奇跡的に復興され、
今日においても継承されています。
平成5年には、大阪府無形民俗文化財に指定されました。
労働歌に近い不思議なメロディー、
修験道に関わる祝詞。
「ぶち」を眼前にそえる独特のしぐさと、
神笹を腰に仕込み、太鼓を軸に
右に左へ移動する舞。
いにしえの雨礼を想起させる、古来の踊りを
塔原町の男子小学生が懸命な練習を経て繰り広げてくれます。
しかし、この祭りを守り、続けていくことは
決して簡単なことではありません。
町まるごとで有機野菜栽培を進めている
塔原町・・・
その側面には葛城踊りを継承するなかで、
和泉葛城山と共に生きていく
素晴らしい姿勢が見え隠れします。
●関連リンク
・「葛城踊り(ビデオ)」岸和田市生涯学習部郷土文化室
●関連エントリー
・「大阪府指定無形民俗文化財、岸和田の葛城踊り」ぶらぶら岸和田なんやこれ?
・「<上>太鼓とこども~葛城踊り~」やらかいもん。
・「<下>太鼓とこども~葛城踊り~」やらかいもん。
・「河川一斉清掃、津田川を歩く その2」ぶらぶら岸和田なんやこれ?
・「塔原町」岸ぶら内検索
写真提供:岸和田市広報公聴課
















