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幾千の料理も値千金の桜にしかず

新しく引っ越した家から目鼻の先というくらいのところに広い公園があります。
ここには桜の木が林といってもいいくらいに植わっていて、今の季節、それはそれは見事な景色を見せてくれます。

というわけで、このあいだの休みの日、家族で花見に行って来ました。

20090408_01.jpgで、去年もたしか、今の季節に家族で花見へ出かけまして、そのときも前の晩の天ぷらや、筍ごはんをおにぎりにしたもんとか、とにかくあり合わせのもの。それに肉屋でコロッケを調達して花見へと臨んだんですが、今年はもっとカンタンに、サンドウィッチとおにぎりをつくり、それにまた肉屋のコロッケを調達しただけ。

20090408_02.jpg花見の料理がどんどんとカンタンになっていくのの言い訳でもないんですが、やっぱり花見の主役は桜。でも、来年あたりは七輪でも携えて焼肉か何かで愉しみたいですね。ワインなんかも抜いたりして。もっとも状況が許せばの話ですがね。

20090408_03.jpgまあともかく、ことしも桜に乾杯!

ゴクリと呑むといろいろごちゃごちゃと言ってたのが莫迦らしくなってしまう。
幾百、幾千の料理よりも、値千金の桜が勝るってとこです。(「厨房男」2009.04.07 Tuesday)

 

 

 

 

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シアワセな二日酔い

これは1週間ほど前、たしか呑みに行った次の日のこと。
例によって遅くに家に帰ると、下の娘が食べ残したとおぼしき、塩焼きにした鰤の切り身みたいなのにラップがかかってる。

「きょうは鰤の塩焼き?」と訊くと、「いやハマチ、きのう貰ったの。」と。聞けば義弟がどこかの釣り公園で釣り上げたのを実家に持ち込み、それをお母さんが捌いてサクをっくれたと言うことらしい。そういえばきのうは酔っぱらって帰ってきたのでそんな話を聞く余裕もなかったっけ。で、冷蔵庫を開けるとハマチのサクがごろりと横たわってる。「きのう貰ったんで、まだお造りにしても食べられると思うよ。」と、うしろからつれあいの声。
というわけで、きょうはハマチのお造り。

20090403_01.jpgで、ついでに冷蔵庫の中を見回すと、引っ越しのごたごたで一時行方不明になってたお酒を冷やしておいたので、それをおもむろに。

20090403_02.jpgそれから、このあいだ、厨房男がつくろうと思って買った肉じゃがの材料が立派に肉じゃがに・・・(つまりはつれあいがつくってくれたと言うこと)。

20090403_03.jpgお酒を飲んで、記憶をブチブチと千切って、で、また、お酒を飲む。
今思えば、異動を聞く前のこの頃は、まだシアワセやったんですがねぇ。
(「厨房男」2009.04.02 Thursday)

 

 

 

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両親と姉の家族を招いて

人事異動の動揺も冷めやらぬ中、そしてまた風邪の症状も治まらぬ中にもかかわらず、以前から決めていた日程のとおり、ようやく厨房男の両親と姉を家に招きました(ま、両親が「まだかまだか」というのを、ずっと「まだやまだや」といって引き延ばしてきましたから仕方なく・・・)。

で、きょうはささやかながら、そのふるまいの料理を。

20090330_01.jpgとはいえ、ウチの両親、殊にウチのオヤジは偏食が激しく、懐石などをしようものなら、食べられるものを選んで箸をときどき動かす程度というくらい好き嫌いが激しい。だからそういうこともあって、まずはオヤジが好きな深清の鮨を。

とはいえ、オヤジばかりに気を配っているわけにはいかない。だから、オフクロや姉なんかのために彩りのあるお重を。これは実は厨房男がシークレットの奥座敷として使ってるお店で頼んだもの。

20090330_02.jpgとはいえ、外で頼んだものばかりをふるまうわけにはいかない。だから、つれあいが、きのうお義母さんが持ってきてくれた筍で、若竹のお吸い物と筍御飯をつくってくれました。

とはいえ、オトナばかりに気を配っているわけにはいかない。だから、甥や姪、そして我が家の娘らのために唐揚げを。これは実はつれあいが仕込んでくれたのを厨房男が揚げただけ。

20090330_03.jpgま、そんなわけで食卓をにぎにぎしく料理で埋め尽くすことが出来たんですが、冒頭でも言ったとおり風邪が治まっておらず、それに両親の送り迎えもあって、お酒も飲めないので、せっかくの料理にもあんまり食指が動かない。

まあ、こんなこともあるんですなぁ~(「厨房男」2009.03.29 Sunday)

 

 

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三様の焼そば

きょうはブログ更新の大敵、二日酔い。年度末が近づくと退職される方への餞として、呑み会の回数が増える。ことしは特にその回数が多い・・・ていう言い訳はともかく、きょうのお題はこのあいだの焼そばでも。


で、まずは娘の。ソースで味付けたスタンダードスタイル。

20090324_01.jpgむかし実家の近所に駄菓子屋がありまして、そこのおばあちゃんの焼そばの焼き方に倣い、冷凍してストックしていた関東煮のダシで麺をほぐす。そうすると、塩で下味を付けなくても済むし、ダシの甘味とビミョーな風味が加わる。麺はいつもの三井食品の太打ち浪花焼そば。


それからつれあいの。ソース味ベースのキムチ焼そば。

20090324_02.jpg何故だか、つれあいはキムチを入れるのが好き。
キムチを入れると醤油味の方が良さそうなんですが、つれあいが言うには、キムチ入りのお好み焼きもソースを塗って食べる道理と。でもチジミなら醤油と胡麻油やで・・・と思いながらもリクエスト通りに。


そして厨房男の。オイスターソースがアクセントの醤油味。

20090324_03.jpgこの日のは春らしく、いつもの具に菊菜を加えてある。もう少したつとこれにタケノコが入ったりする。ま、春が進むといった具合。

う~ん、ホントはこの焼そばをもとに、長い間宿題だった浪花焼そばのことでも書こうかと思ってたんですが、生憎の二日酔いのためまたの機会に。というのもこれ以上書き進んでも、話がまとまるというか、話をまとめる気力も知力もなさそうだし・・・
「厨房男」2009.03.23 Monday)

 

 

 

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イカナゴや ほんのり甘い 東風の味

このあいだの休みの日の昼ごはん。焼き鳥でも食べようかということになりまして、またぞろいつもの栗原はるみさんのレシピを引っ張り出してきて、サクッと適当に拵えたのがこれ。

20090320_522801.jpgでも、きょうの主役はそれではなくて、我が家の春の風物詩、イカナゴの釘煮。
我が家だけでなく、釘煮のイカナゴは瀬戸内の春の風物詩なんですが、厨房男の地元、泉大津でも3月くらいから水揚げがあるそう。もっともウチの釘煮は明石の魚の棚から取り寄せてもらったやつなんですがね。

で、この釘煮、そのルーツには諸説があるようなんですが、醤油と砂糖で佃煮にするという製法はずいぶん昔からあったはずなんで、ルーツなんてホントは分からないんでしょうが、厨房男の聞いた話では、昭和24年頃明石の水産試験場で昔からの砂糖と醤油の製法に水飴を加え、現在の釘煮の味を開発したというもの。

20090320_522802.jpgま、真偽のほどは知りませんが、なるほどねってところ。むしろ、そんな話はどうでもよくって、肝心なのはそれを炊きたてのごはんに載せて食べると、めちゃめちゃうまいってこと。釘煮の甘味がごはんの甘味を上手に引き出してくれて、その上釘煮に微かに含まれる生姜の香りが炊きたてのごはんの香りと一緒に鼻腔を通り抜けていく。その通り抜けていく様がなんとも、春を運んでくれる東風を想起させる・・・なんて書くのは厨房男の柄にもないか。

20090320_522803.jpgで、その日は白味噌の味噌汁。こちらもほんのり甘め。
ほんのり甘いっていう味と、ほんのり温かい春っていうのは、どうやらアタマの中でイメージとして関連づけられているんでしょうかね。(「厨房男」2009.03.19 Thursday)

 

 

 

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さくらとよもぎ

このあいだも少し触れたんですが、つれあいの好みがあっさり、さっぱりとした和菓子の方へと傾いてるせいか、厨房男も最近、少しあっさりさっぱりしたものもええなぁ~って思い始めるようになってきたわけでして、そんなわけで、このあいだおみやげに買ってきたのはケーキではなく和菓子。

20090321_1.jpg高島屋の大阪店に入ってる「たねや」っていう和菓子屋さんの桜餅とよもぎ餅、それに桜の花をあしらった上用饅頭も。

やっぱり季節は春、ですね。で、ケーキならイチゴが満載ってところなんでしょうが、和菓子はやっぱり桜。やっぱり桜餅。

20090321_2.jpg桜色に色づけされた道明寺粉で餡を包み、それをまた塩漬けした桜葉で包んである。
あの道明寺粉のぷにゅぷにゅとした食感がえも言えない。餅米でもなく、タピオカでもなく、やっぱり道明寺。それを包んだ桜葉の塩気と香りが移り、塩気をはらんだ生地の中から現れるほの甘い餡。まあ絶妙ですな。

それから娘が食べたのがよもぎ餅。

20090321_3.jpg娘にしてはシブい選択と思いきや、一緒についてるきな粉に心動かされたんだとか。でも、実際このきな粉が頗るおいしかった。香ばしくて風味が豊か。つれあいと娘が、後でごはんに書けて食べたら・・・なんて言ってたほどに。

で、つれあいが残りの上用饅頭。

20090321_4.jpg上用饅頭はお茶席にも上がるほどで、「上に用いる」という意味合いから「上用饅頭」と呼ばれるそうなんですが、もとは薯蕷(じょうよ)饅頭っていう名前やそう。紅白のシンプルなものから季節の花をあしらったものなんかがあって、買ってきたやつにも桜の花があしらってある。

というわけで、厨房男はドラフトよろしく一巡目の指名で桜餅をせしめたんですが、そこはそれ、二巡目以降はどこへ行ったやら。あとで気がつくと六つあったはずのお菓子はすべてなくなってましたとさ。
(「厨房男」2009.03.20 Friday)

 

 

 

 

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お好み焼きを立ち食いで

新しい家に引っ越してからこっちお好み焼きを焼いてない。
それでこっちがうずうずとしたわけではなくて、つれあいが「お好み焼きが食べた~い」ということになりまして、久々にお好み焼きを。

20090313_520808.jpgところが、新しい家のどこで焼こうかということでう~んと考え込んでしまいました。
というのも、お好み焼きなんかは焼いて飛び散る油がけっこう気にかかる。前にも触れたように新しい家のキッチンの換気はレンジ台の上ではなく、すぐ前の壁に据えたグリーンハイキっていう換気システム。レンジの排気は逃さずに強力に排気してくれるんですが、レンジから離れたテーブルなんかでする場合にはその効力が発揮できない。
前の賃貸のマンションならそんなに気にしなかったんですが、新しい家の食卓でお好み焼きを焼いてダイニングに油をまき散らすっていうのはちょっと勘弁ということになりまして、結局、レンジ台の上、そう、IHクッキングヒーターの上にホットプレートを置いて、そこで焼こうということに。

20090313_520809.jpgこの方式、上の問題はたしかに解決。でも、致命的(そんな大袈裟でもないか)な欠点が。というのも、お好み焼きというもの、鉄板で焼いて直接コテで食べるべしというのが厨房男のポリシー。で、それをしようとするとレンジ台の前にスツールを置くか、それがなければ立ったまま食べないといけない。結局、つれあいと娘の分はポリシーを曲げて皿に載せ、厨房男だけがレンジ台の前に立ったまま食べることに。
20090313_520810.jpgそういうわけで、飲み物もステンレスのキッチンの天板の上で(あいにくビールがないので焼酎のロック)。

で、新しいキッチンはレンジ台のあるI型のキッチンとシンクやカウンターのあるキッチンが平行に並んだセパレート型のキッチンでして、そのカウンター越しのテーブルから厨房男を眺めて、「お好み焼き屋のカウンターの中でお好みを焼いてるおっちゃんみたいやね。」と。
ほっとけ!
(「厨房男」2009.03.12 Thursday)

 

 

 

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豚肉ともやしの蒸籠蒸しでシアワセな気分

このあいだ、土鍋のことについて書いたんですが、ウチにはもうひとつ土鍋があります。そう、ずいぶんと昔に紹介したごはんを炊く用の土鍋。その名前、「かまどさん」。で、「かまどさん」には「ふっくらさん」という姉妹品があって、それを買った知り合いのMちゃんのはなしでは、なんでもおいしく蒸せて、シアワセな気分に浸れるとか。

でも、ウチでは蒸し物と言えばもっぱら蒸籠。そして、蒸籠と言えば 「食は広州にあり」で有名な邱永漢の奥さんのことが脳裏に浮かぶ。
邱永漢の奥さんは使い込んだ中華鍋と蒸籠だけで実に様々なごちそうを調理したということで、腕次第ではきっと蒸籠だけでもシアワセな気分に浸れるのでしょうな。
と、きょうは殊のほか前置きが長くなったんですが、ずいぶん前にも紹介した豚肉ともやしの蒸籠蒸し。

20090306_518849.jpgで、この豚肉ともやしの蒸籠蒸し、いつもはポン酢とラー油だけで食べるんですが、きょうのは紹興酒と胡椒を挽きかけ、岩塩をまぶして蒸し上げたんで、ポン酢とラー油は控え目に。
でもって、きょうはそのほかサンマにいんげんの胡麻よごし、あとは味噌汁だのなんだの。

20090306_518850.jpgさて、この豚肉ともやしの蒸籠蒸し、何度かつくるけれどもほんとにカンタンで失敗がない。さっきは「ふっくらさん」は、なんでもおいしく蒸せて、シアワセな気分に浸れるとか、蒸籠は腕次第でシアワセな気分に浸れるとかいろいろ書きましたが、蒸籠っていうヤツは腕はなくともそこそこシアワセな気分に浸れるようで。
(「厨房男」2009.03.05 Thursday)

 

 

 

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ひな祭りの手巻きずし

きょうはひな祭りなんで、できるだけ早く帰るよと言うてはみたものの、結局は5時過ぎに交渉ごとが2つも入って、気がつけば9時。慌てて帰ったけどもひな祭りならぬ後の祭りとなっておりました。

そんなわけで、きょうのは娘が撮ってくれてた画像。ちょっとピンぼけや構図がしっくりいってないのやら、ま、いろいろある訳なんですが、娘がわざわざ撮ってくれてたわけですから、そのうちの一番写りの良いヤツを

20090304_518301.jpgそんなわけ(どんなわけ?)で、きょうの晩ごはんは手巻きずし。いつもながらにつれあいが用意してくれたヤツ。

いつもなら巻いた具の一切合切を画像にして載せるっていうのが常套手段なわけなんですが、そこはそれ、娘が撮ってくれた画像がなかなか?なので・・・

ちなみに上の画像以外に何があったかというと、まずは焼肉とチシャ菜の代わりのサニーレタス。それから海鮮物でマグロにイカにイクラにカニ棒。それに画像のキュウリ、卵焼き、お新香、トンカツ、貝割れ、そしてエビ。これを気ままにトッピングして、ワサビをつけたりマヨネーズをかけたり・・・
ちなみに下の画像は厨房男が帰って撮ったヤツ。

20090304_518302.jpgまあ、娘ならずとも結構面白い。娘の画像がおざなりになったのも分かる気がする。

ああ、それからこれもつれあいがつくってくれた、ひな祭りにはお約束の、蛤のお吸い物が付いてたことも書き添えとかないと・・・(「厨房男」2009.03.03 Tuesday)

 

 

 

 

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小松菜と厚揚げの煮物

さても引っ越しから一週間。なかなかあたらしい環境(厨房)に馴染めずにいるわけですが、そんな厨房男を尻目につれあいはスイスイとこれまでどおりの料理をつくってくれます。


そんなわけで、きのうに引き続きつれあいの料理を。きょうのはだいたい我が家の定番と言ったところなんですが、でも、きょうのはあたらしいキッチンでつくった料理。で、定番ですから、きのうに引き続いて主役の抜擢がむずかしいんですが、きょうの主役は小松菜と厚揚げの煮物。以前も取り上げたかも知れませんがね。

20090220_514710.jpgさて、この小松菜と厚揚げの煮物、我が家の食卓に上る総菜としては一二を争う登板回数かもしれません。まあ、言ってみればほんとに使い回しの利くセットアッパーっていった具合。
なんだか見た目はほんとに総菜って感じで、つれあいがお袋さんから受け継いだ料理って感じなんですが、これの出典は実は栗原はるみさん。まあ、そんな意味で栗原はるみさんっていうのは偉大な方です、まったく。


で、きょうはそれから主菜の寒サバ、それに薩摩揚げに味噌汁。それとこれまた我が家の定番、キュウリのケンタロ漬け。

20090220_514711.jpgちなみにこのケンタロ漬け、厨房男が勝手に名付けたんですが、このレシピは栗原はるみさんにとってはライバル的存在?だった小林カツ代さんのジュニア、ケンタロウさんのレシピによるもの。我が家の定番って、案外そんなのが多いですね。(「厨房男」2009.02.18 Wednesday)

 

 

 

 

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