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野田町の旧大阪府立泉南高等女学校舎

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 年末の産経新聞と 「まるで猿のブログ」にて紹介されていた、貴重なモダニズムの名建築と呼ばれる旧大阪府立泉南高等女学校舎(昭和12年建造。現岸和田市立福祉総合センター分館)を鑑賞してきました。


 シルバー人材センターが入っている側から接近しますと校舎が古く、いぶかしい印象が伝わります。脇にあるレンガも古くいい感じ。回り込んで校舎の正面を見るとようやく"おおっ!"と客船のようと表現されるやわらかいアールを描いた、建物の顔が見えます。いわゆる昭和初期のモダン建築らしい面構えです。


 なかに入ると、いわゆる木造の校舎そのもののミシィー、ギシィーという床がきしむ音が響くなか、階段を登れます。踊り場にはとても広い採光のガラス窓と、アールのついた大理石の腰掛が目に入ります。昭和初期の乙女達はここで歓談し、くつろいだのでしょう。明るい声が、どこからか廊下の向こうから響いてきそうです。戦前から残っている建物なのですね、よくこの程度の損傷で残ってくれました。


 当時としては、本当にモダンな学び舎だったと思われます。考えてみれば岸和田が紡績で栄えた時代の建築物。自泉会館、元睦会館・・・まだまだ残っているものを認識せねばなりませんよ。岸和田市では福祉総合センター全体の敷地活用について、民間事業者による整備を検討中とのこと。この、旧泉南高等女学校舎が簡単に取り潰されることのないよう祈ります。


 場所は南海岸和田駅より山側へ徒歩2分。野田町、だんじりやさんの裏側です。ちょっと電車まちの間に現物を鑑賞できます。旧泉南高等女学校舎、頭のどこかに記憶しておいてください。

 

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 ●関連リンク:産経新聞
「【アートな大阪・魅力の明治建築物語】乙女の殿堂にふさわしい女学校校舎」

※上記のリンクは一定時間で消失するので、下記に記事本文を引用します。
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【アートな大阪・魅力の明治建築物語】乙女の殿堂にふさわしい女学校校舎
産経ニュース2008.12.27 16:00

 客船を思わせるデザインの旧泉南高等女学校舎=岸和田市野田町 沖縄の新基地建設(名護市辺野古)反対派の座り込み現場で、平和のための建設反対と大阪の歴史建築の保存について、美しい海を前にして考えた。

 関東大震災(大正12年)から室戸台風(昭和9年)にいたる期間に、学校建築は防災面を考えて鉄筋コンクリート構造で建設された。戦時体制で、建築制限が始まる前の充実した時期に、大阪では旧北野中学、旧堺中学などの府立中学の校舎が建てられた。しかし当時の校舎はほとんど現存していない。だから明治・大正期の学校建築だけでなく、昭和戦前の優れた校舎も、近代教育史の生き証人、文化財として保存するように要望したい。

 そんな中、南大阪に現存する貴重なモダニズムの名建築・旧大阪府立泉南高等女学校舎(昭和12年、現岸和田市立福祉総合センター分館)は岸和田市野田町にあって、戦前の姿をよく残している。

 この建築は朝日ビル(大阪市北区、昭和6年)や大阪ガスビル(同、8年)のように客船を思わせるスタイルで角を丸め、水平線を強調した近代的なモダンデザインである。カーブの付いた壁面、丸窓などは乙女の殿堂にふさわしい優しさにあふれている。

 川口一二課長(大正12年東大建築学科卒業)率いる府営繕課による設計の、優れた建築である。また敷地購入に、同窓生が結婚の記念に出し合った寄付金が充てられた尊いものである。一部はアルミに変えられているが、当時のサッシュも残されている。

 【追記】重文クラスの大阪中央郵便局庁舎、ダイビル本館の開発的保存再生について再検討を改めて要望している。(沖縄にて明治建築研究会・戦争遺構研究会柴田正己)

(以上 引用ここまで)

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プロフィール

岸ぶらがー:梅田の人

大阪市梅田在住の47歳、北大阪人。男、妻子あり。 観光振興プランナーという、特殊な肩書きを持ち、平成19年度岸和田市観光振興計画策定に係わることをキッカケに岸和田のディープ世界に導かれ、日々興味津々。 ぶらぶら歩きで“うけた”、“笑ろた”、“泣いた”、“ドッキリした”岸和田の不思議をについて、ご一緒に再確認したいと思います!

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