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ウリ坊「いよちゃん」。猪の恩返し

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 4月3日(土)お城まつりが盛大に繰り広げられるなか、一台の軽トラックが和泉葛城山山中をゆっくり走っていきました。ウリ坊「いよちゃん」を森に放しに向かっているのです。あらかじめ予定されていた林道で「いよちゃん」は解き放たれ、トコトコ森に還って行きました。

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 最後にちょっと、こちらを振り返ったのがものすごく印象的でした。


 ことの起こりは、昨年の牛滝山もみじまつりの時にさかのぼります。大威徳寺境内、会場設営で大わらわだった牛滝温泉いよやかの郷スタッフのところに、周辺を散策していた方から一報が入ります。「滝のところで、イノシシの子どもが倒れてる。」「まだ生きている」・・・。


 あわてて見に行くと、確かに瀕死状態のウリ坊がいる。前足を痛めているのがわかり、その場ではどうすることもできず動物病院へ。しかし悲しいかな、病院の診断はほぼ絶望的という判断でした。処置に適した施設に連れて行けということです。


 いよやかの郷でバンガローや園内の管理に携わる"古株"松本一馬さんはこの判断に納得がいきません。これまでに数多くの動物を育ててきた勘があり、動物病院からたくさんの薬を購入し、絶望的とされたウリ坊を、それこそ献身的に看病しました。もみじまつりの真っ最中、その苦労が偲ばれます。


 数日後、いよやかの郷のスタッフの願いと、松本さんの手当て、看病のおかげで、奇跡的にウリ坊は復活します。すでにその頃には「いよちゃん(いよやかの『いよ』・・・)」というマスコットネームが付いていました。


 おりしも牛滝山のもみじまつりは、過去実績を大きく上回るような大入り満員。スタッフの中では「いよちゃんのおかげ・・・」、「イノシシの恩返し」といったウワサが広がります。もう、"適した施設"に連れて行くわけにはいきません・・・。


090409_03.jpg

 「いよちゃん」の回復は順調に進み、松本さんが近づこうものなら相当の距離があっても喜んで走り回るといった光景が見られるようになりました。写真は2月のもの。かわいらしいバンダナをつけてもらっています。しかし、「いよちゃん」と松本さんとの蜜月の月日は永く続きません。


 4月に入って10周年記念イベントがスタート、リニューアルオープンしたいよやかの郷ではイベントの滑り出しも好調。"恩返し効果"はまだまだ継続している模様です。しかし、まもなくアウトドアシーズンも開幕します。そして、とうとうお別れの日がやって来ました。


 「わしが行ったら、森に還られへんから・・・」松本さんは付き添いを辞退されました。

 「いよちゃん」が野生に戻り、たくましく成長することを心より祈ります。

 

●関連エントリー
「いよやかの郷 10周年記念イベント」岸和田ぶらぶら情報4月第2週

●関連リンク
「牛滝温泉 いよやかの郷」


 

 

 

 

 

 

 

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コメント(2)

なんと微笑ましい話ですね~

コロさんへ
ご訪問ありがとうございます。

そうなんです。ほほえましい、少し悲しいお話なんですね・・・。


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プロフィール

岸ぶらがー:梅田の人

大阪市梅田在住の47歳、北大阪人。男、妻子あり。 観光振興プランナーという、特殊な肩書きを持ち、平成19年度岸和田市観光振興計画策定に係わることをキッカケに岸和田のディープ世界に導かれ、日々興味津々。 ぶらぶら歩きで“うけた”、“笑ろた”、“泣いた”、“ドッキリした”岸和田の不思議をについて、ご一緒に再確認したいと思います!

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