教えて若連さん、「ロープ確認」って何?

九月祭礼岸和田だんじり祭を控えた猛暑の城下町、日曜日。
安全祈願祭から2週間後にあたるこの日、まちかどにこんなマーキングが。
これは知る人ぞ知るだんじり祭、安全運営上の一つのサイン・・・
若連(岸和田市連合若頭連絡協議会)によるロープ確認の痕跡なのです。
知ってましたか?あたしゃ知りませんでした。
またもや早朝より祭礼事務所に集結。
これからはじまるのは
楽しいバーベキューでも引越しでも
ありません。
しかし、真剣な表情のなかに
どこか楽しそう・・・まつりが近い。
ロープ確認というからには
ロープがでてきました。
いわゆる虎ロープなのですが、
「小門」「欄干橋」「城見橋」など
お馴染みのだんじりやりまわし
ポイント名称ごとにきちんと
整理されています。
だんじりの曳行を安全に行ううえで、その想定コースを上回る
(たとえばキャッチマンの行動範囲)スペースを確保するとともに、
見物人を安全な空間へ導く必要があります。
だんじりの動きは決して単純なものではありません(ほんまに)。
そのために虎ロープを使って空間確保をするとともに、
安全確保のなかで、見物人の移動を実現してくれます。
何が何でも「絶対通るな!」ではなく、ぎりぎりの"人的裁量"で
「今はええ」、「今はアカン」。それを実現してくれる絶妙な虎ロープ。
だからこの虎ロープ、「ロープ確認」という厳密なチェックが
必要不可欠なのです。適当なものではなく、極めて厳密なのです。
比較的複雑である・・・
という「欄干橋」担当の若連さんを
軽い気持ちで追跡しました。
「1」~「10」「11」「12」・・・
さらに細かく「1-1」「1-2」・・・
四つ角にそれほどロープがいるのか
最初は不思議に感じました。
マニュアル(クリックで拡大)。
けけけ結構複雑です。いえ、
かな~り複雑。
コレが例の
"平成22度岸和田地車祭警備要項"
ですね。
若連はもちろん、年番さんはじめ
梃子組など担当者名は既に記入済み。
今ここでロープ確認しているのは
まつり当日、その担当者なのですね。
知名度の高いカンカン場は、案外曳行コースの動きはシンプル。
欄干橋の場合、紀州街道大阪側から和歌山側へ、浜側へ
山側から紀州街道和歌山側へ、浜側へ・・・
なるほど複雑になるはずですね。大変やん、欄干橋。
「7-1の長いやつ
二つあんのんあかんな」
「名前かえとこ、当日ややこしい」
「追い込みロープ、ちょっと長いで」
「切ろか?」「切ろ。」
あくまでも現場主義。
去年がどうのこうのではありません。
それで冒頭のマーキング。
電信柱、消火栓、建築物の位置。
まちの構造物は、意外と移動してたり。
ロープ確認はすなわち
現場の安全確認、本年度の実況見分と
いうことができるのでしょう。
欄干橋という担当箇所、
実は守備範囲がかなり広い。
堺口門、いわゆるS字もそのなかに。
あ~、私去年、ここで怒られました。
この虎ロープやったんかな?
多分このロープ確認で
リフレッシュされているのでしょう。
徹底した現場実証主義、厳格さ。このあたりが伴わないと、
岸和田地車祭警備要項はただのマニュアルになるわけですね。
ロープ確認という準備の一環にやはり、
岸和田だんじり祭の3原則「自主運営・自主規制・自主警備」ポリシーがある。
こういった活動の現実、岸ぶらで公開したところで
模倣することは全くできないでしょう。実際、視察も多いのですが。
まあ改めて思うわけですね、「教えて若連さん」と。
●関連エントリー
・「二十二年岸和田祭礼安全祈願祭。浪切神社にて」
・「教えて!若連さん。」
・「完成!平成22度、岸和田地車祭警備要項」
・「ポジション別警備会議」
●関連リンク
・「若連 岸和田市連合若頭連絡協議会」
地域の方にも優しいよ、若連さん。








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