三輪大明神大注連縄、謹製作業!照友神社と岸和田のおっちゃんら
えっさぁ、ほいさぁと運ばれておる大注連縄(しめなわ)・・・。
さて何じゃこれ?というわけなんですが。
日本最古の神社とも言われる三輪大明神(三輪山)の大神神社。
ここに有名な注連縄型の鳥居があり、12月第二日曜日には
三輪山冬の風物詩として「大注連縄の飾り付け」が行われます。
結構TVニュースで流れてますね、見物人が引き縄を引いて取り付けるやつ。
あの注連縄、メイドイン岸和田なんですよ!へぇぇええ~
ここは岸和田八坂町のとある倉庫跡。
晴れ渡った冬の青空の下、
「三輪大明神大〆縄謹製作業処
照友神社」という文字が
確認できます(クリックで拡大)。
50余人ものおっちゃんらが
わいわい作業を進めております。
お手伝いの皆さんはやって来るたび、
照友神社宮司さんからお払いを受け
作業に参加。
厳粛な神事です。厳粛・・・
「ほらぁ腰いれぇぇ」
「ドーンとやぁ!」
「なんやその顔ぉぉぉ」
「○○が×××ぅ・・・」
げ、げ、厳粛な神事です。
女人禁制の注連縄"謹製作業"!
飛び交う会話が、
おもろてしゃーないです。
「発車オーライ!」ババババっ
と妙にテンションが高いおっちゃん!
岸和田モード全開。
なんかすごいぞ、この注連縄謹製作業!
ぜんぜん謹んでないっ!
おっちゃんたちは三輪神社の崇敬団体である「照友会」と、
およびそのお友だちなどの任意の参加者。
取りまとめ、世話人である樽谷さんが大北町在住ということから
大北からの参加者多数。また、泉大津や忠岡、泉佐野からも。
「今日はじめて来ました、和歌山からです」
「そうかありがと。ほなここ入っちゃてや、ここ手ぇ足らんねん」
結構緩やかな参加制限。
やはり由緒正しい三輪大明神大神神社の謹製作業ですねぇ。
注連縄に吊るすフサ。でかい。
下で本体を抑えている
おっちゃん、辛そうです。
こういう繊細な作業は
熟練おっちゃんの出番です。
フサは入念にチェックされ、
「男前」に仕上がったものを
大神神社正面の注連縄に設置予定。
縄は雲を表し、フサは雨を。
そして御幣は雷のシンボルだとか・・・
現時点で(クリックで拡大)縄4本。
大神神社正門、裏門に加えて
末社のもの、照友神社のもの
あわせて6本。
合計18本もの縄になるとのこと。
今日中に全部完成!
大変ですがな。
なんで奈良の三輪山大神神社の大注連縄が、岸和田で?
実は大神神社の分社は案外少なく、その一つが三輪明神照友神社なのです。
厳しい修行を積んだ照友神社の初代宮司さんが、これを認められ、
遡ること55年前(昭和29年)、大神神社から大注連縄の謹製作業を託されたとのこと。
そのときから欠かすことなく「照友会」、岸和田のおっちゃんらが
長さ6.5m、太さ1mメートル、重さ250kgもの大注連縄を
奉納し続けてきたわけですね。毎年、毎年このボリューム・・・
鳥居の大きさは変わってないはずだから、事実でしょう。
そろそろ注連縄、〆ます。
「あいてててっ!」
「すまんのぅ、すまんのぅ」
大注連縄が巻き上げられます。
タコ足型宇宙人vs地球人?
ダイオウイカvs岸和田のおっちゃん?
格闘は本格的に(クリックで拡大)。
「今日ぐらい仕事せい!
普段も仕事してへんのにぃ!」
「お前○○○が△△△やから!」
ホットな話題(猥題?)に盛り上がり
実におおらかに神事は進む。
あ、これは神賑なんですな・・・。
仕上がった大注連縄を
最終段階で修繕する樽谷さん。
息子さんたちをはじめ
おっちゃんたちにテキパキと指示。
神賑のディレクター、
信頼感あふれる総指揮者です。
長い、でかい大注連縄。
これは大神神社正門用ですね。
実にあたたかく、美しく
締め上げられていきます。
お正月の注連飾りはスーパーやホームセンターで購入、
十日戎の飾り物にも、外国産のものを見かけることが多くなり・・・
神社でも場合によっては、専門業者から注連縄を購入しているそうです。
暮らしのなかから信仰が薄くなるのも、致し方ないかもしれませんが、
少々やるせなさを感じることがあります。
住まう地域でお米を収穫することのできる今の岸和田、
こういった神事(イベントとしてでえぇと思う)を、きちんと継承したいですね。
今回の大神神社大注連縄を特別なものとしてみるのではなく、
「宮入」というものを持つ岸和田のものとして、小さな神賑として、
ぜひお近くの神社でも・・・再開してみてはいかがでしょうか?
五穀豊穣に感謝、家内安全に感謝、安全祈願、そして来年も。
いまある、あたりまえの暮らしをいつまでも続けることができますように。
こういうことをすると、結構気持ちがすっきりしますよ。
てな感じで大注連縄完成。
来週の日曜日はこれを
大神神社に奉納です。
岸和田のおっちゃんらがはたして
どんなふうに三輪山に奉納するのか
"大変"関心があるので
継続取材してみます。
なんだか、恐い・・・
●関連エントリー
・「岸和田のおっちゃんら、大神神社に大注連縄を奉納!」
●関連リンク
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・「神さびた日本最古の神社『大神神社(三輪神社)』」奈良の寺社観光ガイド




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